愛と真理の探求者 おけい

愛と真理の探究記録

親父

父親を「お父さん」と呼ばなくなったのはいつ頃だろう?

15~16歳の頃には別々に住んでいて、そのまますぐに離婚。

まともに話す機会も無く死んでしまった。

父親に愛されていた記憶はないし、嫌いだった。憎かった。

 

今では「愛とは何か」なんとなくわかってきたつもりだけど、

僕は少し前に「愛し方」や「愛され方」がわからないことに気づいた。

誰と付き合っても、誰と過ごしても、「愛されてる」と思えない。

愛が何なのかわからない。

だから「愛し方」もよくわからない。

愛がどんなモノなのかよくわかってなかったから。

こんな自分を親のせいにして憎み続けてきた。

 

あるきっかけで幼少期の写真に目を通した時。

親父に抱かれて楽しそうに笑っている幼い自分が写っていた。

親父も優しく笑っている。

生れてきた子供を一瞬たりとも愛さない親なんていないとは思ってはいる。

頭ではわかっているんだが、受け入れるのが難しい。

 

でも、

もしかしたら、、

親父は「愛し方」や「愛され方」がわからなかったのかも、、

親父なりに愛していたのかも、、

 

そう思えた時、

親父を許せた気がする。

 

親父

今となってはアンタと話せないから何もわからない。

でもまぁ空の上から見ててくれよ。

俺は幸せになるぞ。