アドラー心理学シリーズ 基礎③
【共同体感覚と社会的関心】
人間は社会的な生き物だよって話をします。
コチラ前記事です
【共同体感覚】
人間はとても弱い生き物です。
人間は野生動物のように強靭な肉体を持っていません。
ゴリラのような怪力もない。鳥のような翼もない。チーターのように早く走ることも出来ません。鋭い爪や牙もなければ身を守るツノもありません。
人間は単独で他の動物から身を守るのは困難な生き物です。なので人間は群れを成し、知恵を出し合い、協力して生きてきました。
このように、人間は共同体に所属して生活しなければ生きられない動物です。
因みに『共同体』とは、同じ目的を持った、2人以上の人が集まった状態のことです。
『共同体感覚』を簡単に言うと、他者と上手にコミュニケーションを取って、協力して生活する能力のことです。
共同体感覚が発達している人は、学校や組織の中でリーダーになったり、要職に着きやすいかと思います。ビジネスで成功する人も多いのではないでしょうか?
共同体感覚がうまく育っていないと、共同体(コミュニティー)に所属することが難しく、孤立してしまう。不登校や引きこもりに発展することもあるでしょう。
共同体感覚を育てることは人間社会で生きる上でとても重要だと言えます。
それでは『共同体感覚』を少しだけ簡単に説明します。
共同体感覚には欠かせない3つの主要素があります。
『自己受容』
『他者信頼』
『他者貢献』
以上の3つが主な要素となります。
それでは1つずつ説明しますね。
【自己受容】
「自己肯定感」とは違います。無理に自分を肯定する必要はありません。
ありのままの自分を受け入れている状態を自己受容と言います。そのままの自分を好きでいる状態です。
「ありのまま」とは、背伸びせず等身大の自分のことですね。なので、前記事で述べた「優越コンプレックス」の人は自己受容が出来ていない状態です。
コチラも参考にどうぞ↓
https://www.instagram.com/p/C42OmIGrlbW/?igsh=NWlyZ2l2dmd2YnMw
【他者信頼】
他者信頼とは、条件付きで相手を信じる「信用」ではなく、無条件で他人を信じましょうってことです。
とはいえ、誰でも彼でも信じろってことではないです。見え見えの悪意は信じるに値しないと考えています。でも、悪意のない人には、無理のない範囲で騙されてあげましょう。騙す気がなくても、約束を果たせなかった人は共同体感覚を育てている途中かもしれません。
子どもとかね(^ ^)
これが『信頼』です。
【他者貢献】
他者や社会、共同体の役に立つってことです。
まぁ人間は生きていれば誰かの役に立っているのですが、自ずから人や社会に貢献するように働きかける精神のことです。
元来「仕事」ってのは、社会の役に立つこと、役割を果たすことです。だから仕事をしていたら役割を果たすことだから、最低限は誰かの役に立っています。
ただ、誰かの役に立っても、誰かの迷惑になるような仕事は避けたいですね。
悪事とかね。
他者が喜ぶ行いが『他者貢献』です。
以上の3つが共同体感覚の必須要素です。
【社会的関心】
「共同体感覚を持って社会的に関心を持って貢献していこう!!」って話なんだけど、
その前に、、
共同体感覚を養うには、4つの大切な前提があります。
1つ目は『課題の分離』です。
自分の課題と他人の課題を分けましょうってことですね。
他人の課題に介入しない。私の課題に介入させないってことです。
課題が誰の課題なのかを見分ける方法は、課題をそのまま放置して困る人がいたら、その課題は困る人の課題です。
例えば、、
学校の宿題は子どもの課題です。宿題をやらずに困るのは子どもだから親は口出ししません。
家事全般は家族の課題です。炊事洗濯や掃除をしなくて困るのは家族全員なので、家族全員の課題であり、家族全員の責任です。
そもそも求めていない介入行為は侵略行為であり、敬意を欠いた行いです。成長の妨げにもなります。
なので、求められない限り介入しない。頼んでもいないのに介入させない。というように課題を分離します。
これが大前提であり共同体感覚の基礎の基礎です。
2つ目は『横の関係』(尊敬)です。
性別、年齢、役割、全て関係なく対等な関係を築きます。全ての人間は対等だからです。
特に日本は顕著ですが、縦社会と言うように現代社会はほぼ『縦の関係』で成り立っています。それを完全に『横の関係』に修正します。
赤ちゃんもお年寄りも対等。
子どもも大人も対等。
先生と生徒も対等。
社長も新入社員も対等。
先輩も後輩も対等。
男性も女性も対等。
お客さんと店員さんも対等。
みーんな対等です。役割が違うだけで、みんな対等なんです。
横の関係を築くには、相手に『尊敬』の念を持っていないと築けません。そして『課題の分離』をしていないと横の関係は築けません。前述した通り、課題の介入は敬意を欠いた、相手を見下した行為だからです。
アドラー心理学では上下関係を一切否定します。
3つ目は『共感』です。
共感とは、他者に関心を持つことです。
他者の人生背景を知ったり、趣味を知ったり、好きな音楽や食べ物を知ったりすること。
そして、それらに興味関心を待って実際にやってみること、『他者の関心事に関心を持つ』ことです。
最後4つ目に『協力』です。
『協力』は「いつでも協力しますよ」という姿勢でいること。他者や共同体、社会に対して協力的であることです。
以上が「共同体感覚とその土台」です。
(尊敬、共感、協力は、横の関係と一括りにすることがありますが、私は敢えて分けました。)
現代社会で生きやすく在るには共同体感覚が欠かせません。
共同体に所属し、その中で幸せな人生を歩む為には、人の役に立ち喜んで貰うことです。
だって喜んで貰えたら嬉しいじゃない♬
アンパンマンの作者 やなせ たかし氏も「人生は喜ばせごっこ」と言ってます。
私も「人生は喜ばせ合いのゲーム」だと常に言っています。
人は貢献感で幸せを感じるんです。
(実際に役に立っているか、喜んで貰えているかどうかはあまり関係がなく、貢献していると感じることが大切なようですがw)
まとめると、
人間は他者や共同体に貢献すると幸せを感じる。
だから自分を社会に対して貢献できる状態にしなければならない。
共同体感覚を育み、社会に関心を持ち、協力し、貢献して生きることが、人間の善い生き方なのです。

共同体感覚が上手く育たない場合、前の記事で書いた「ライフスタイル」を修正する必要があるかもしれません。それがアドラー心理学カウンセリングの役割りです。
共同体に上手く馴染めない、仕事が続かない、友達が出来ない、パートナーが出来ない、結婚が出来ない等々、ライフスタイルに誤りがある可能性があります。
そんな時はアドラー心理学カウンセラーに相談してみると良いかもしれませんね。
因みに私でも良ければ相談に乗りますよ(^ ^)
ご相談はこちら↓
なんだか長くなってしまった。興味ある人なんてあまりいないだろうにww
次は「共同体感覚を育てて何をするの?どうやって生きるの??」って、来てもいない質問に応えてるかの如く話をしたいと思います♬笑
ここまで読んで頂きありがとうございます♡
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