お久しぶりです。
愛と真理の探求者でございます。
そろそろブログを書きたいな、(自分のために)書かなきゃなと思っていたのですが、バタバタと忙しく2026年に突入してしまいました。
さて、今回は『アドラー心理学』をじっくり学び、人々と関わり観察し実践してきた、自称「人間知の天才」wである私が『人間について』書いておきたいと思います。(文章力は凡人以下ですのであしからず)
なんだか大それたタイトルですが、生物学的な話ではなく、あくまで人間の心やマインドのお話しでございます。気軽に読み進めて頂けたら幸いです。
【人間とは何か?】
100年以上前の児童文学「トムソーヤーの冒険」で著名なマーク・トウェイン(1838-1910)が、当時としては衝撃的な本を書いています。『人間とは何か?』と題したその本には、「人間は機械と同じ」と書かれていました。人間は生まれた時からその性質が決まっているのではなく、それぞれ生まれながらの気質はあるものの、外部からの影響でいかようにでもその性質は変化しうるということです。
当時の私は『人間とは何か』を読んで大いに共感したことを覚えています。その後、アドラー心理学(個人心理学 individual psychology)をじっくりと深く学び、その考えは確信に変わっていきました。
マーク・トウェインと同じ時代を生きたアルフレッド・アドラー(1870-1937)は、精神科医、心理学者として多くの人々を治療、観察して人間の心理を解き明かしました。マーク・トウェインが唱えた説を裏付けるかのようにアドラー心理学で詳細に残してくれています。
2人が共通して言っていることは「生まれた時から性格は決まっていて、性格は死ぬまで変わらないもの。」ではなく、『人間は変われる』『性格は変えられるもの』なんだということ。何歳になっても、死ぬ前日まで性格は変えられるとアドラーは言っています。

【ライフスタイル】
アドラー心理学では性格のことを『ライフスタイル』と表現します。厳密にはライフスタイルは性格の源のようなものです。「性格≒ライフスタイル」です。ライフスタイルは人生の課題に向き合う時に顕著に現れます。人生の課題とは主に「仕事」「交友」「愛」の3つを指します。アドラー心理学ではこの3つの課題と向き合うことで豊かで幸福な人生を歩めるとしています。
アドラー心理学のカウンセラーを育成しているヒューマンギルドによるライフスタイルの解説を2つ載せておきます。
①個人の人生に一貫する、その人特有の思考(信念)、感情、行動のスタイル。
②自己と世界の現状および理想についての信念の体系。
・自己概念《自己の現状》
「私は◯◯である」という信念群
・世界像《世界(周囲の人々)の現状》
「世界(周囲の人々)は◯◯である」という信念群
・自己理想《自己と世界の理想の状態》
「私は◯◯であるべき」という信念群
「世界(周囲の人々)は◯◯であるべき」という信念群
個人差はあるもののライフスタイルは、だいたい10代で成長を止めておおよその型が決まると言われています。(10歳〜18歳くらい)
【外部からの影響】
ライフスタイルは外部からの影響で作られるのだとしたら、どの段階から影響を受けているのか?それは母親のお腹の中に命を宿した時から影響を受けていると私は考えています。母親が食べるものはもちろん、母親の感情、父親の怒鳴り声、大きな音や衝撃など、少なからずライフスタイルの原型(気質)に関係していると思っております。
「外部からの影響」について書いてきましたが、同じ環境で育った兄弟姉妹が全く違った性格になることがあります。外部からの影響のみでライフスタイルが作られるわけではありません。持って生まれた気質と、生まれた時から強化と変化を続けている信念によって、「その人特有のライフスタイルに沿った主体的な選択」を繰り返すことでライフスタイルは形成されていきます。重要なのは『環境』と『主体的な選択』です。
【パターンを使い続ける】
人間は10代の頃に型作られたライフスタイルを後生大事に使い続けます。なぜ10代でライフスタイルのアップデートを止めてしまうのか?それは、周りの大人たちのライフスタイルが10代で止まっているからです。「まぁ私もこれで大丈夫だろう」と判断するわけです。あなたも、あなたの周りの大人たちも、子どもの時から使っているパターンを繰り返していることにお気付きになりませんか?怒れば他者は言うことを聞いてくれる。泣けば優しく構ってもらえる。「見て見て!私すごいでしょ!?」と褒めてもらおうとする。そんな子どもみたいな大人が増えたことにより、そんな大人たちに囲まれて子どももライフスタイルの成長をやめてしまうんでしょうね。
人間は上手くいった事例を元に、その上手くいった方法を訓練することで反応をパターン化しています。自動的に感情を選択したり、咄嗟に見栄を張ってしまったり、楽しくもないのに笑っていたり。そのパターンは自分の人生にとって有益なのか、人生の課題と向き合えているかどうかをしっかりと精査しなくてはなりません。でなければ不適切なパターンを死ぬまで使い続けることになるかもしれません。
【共同体感覚】
人間は社会的な生き物であり一人では生きていけません。他者や社会と適切に関わることが出来ていれば豊かな人生を歩めることでしょう。しかし、他者や社会と適切な関わりが出来なければ、人生は辛く苦しいものになります。
アドラー心理学は個人の『共同体感覚』が育っているかどうかを見ることで、社会と上手く折り合いをつけて生きているかどうかを見定めます。共同体感覚はライフスタイルと大きく関係していて、ライフスタイルが健全でなければ共同体感覚が育ちません。なのでアドラー心理学では不適切なライフスタイルを健全なライフスタイルに変えて、共同体感覚を育み、他者や社会と適切に関わるよう提案をしています。
『共同体感覚』についての説明は以下です。
他者や世界に関心を持ち、自分の所属する共同体に対する所属感や貢献感があり、お互いが尊敬し合う関係で信頼感や安心感で満たされ、お互いが競争原理ではなく協力原理で結ばれているような、そんな意識。
- 所属感
- 貢献感
- 信頼感
- 協力
- 尊敬
- 自己受容感
共同体感覚は上の六つがキーワードです。テストに出ます。(出ません)
(↑たぶん誰かの本からの引用なのですが、誰の何て本なのか全く覚えていません。すみませんww)
【人間の選択と行動】
人生は生まれてから死ぬまでずっと選択の連続であり、小さなことから大きなことまで常に選択しています。パターン化された生き方だと、当たり前のように無意識に物事を選択しています。思考や感情も常に自分が選択しているんです。
人間は社会的な生き物であるため、思考や感情や行動は「他者とどのように関わるか」を最も重要視しており、自分が人々にどう見えているか、自分をどう見せたいかが行動原理としてあります。
以前に書いたブログ『アドラー心理学5つの理論』に簡単な説明を付け加えて人間の選択と行動について考えてみませう。
《アドラー心理学 (ザックリ)5つの基礎理論》
- 主体論(自己決定性)・人間は、自分の人生の主人公である
- 目的論・人間の行動には目的がある
- 全体論・人間を分割できない全体の立場から捉える
- 認知論・人間は自分流の主観的な意味づけを通してものごとを把握する
- 対人関係論・人間のあらゆる行動は対人関係である
そして今回、アドラー心理学を使って伝えたいことは以下のようになります。
- 人間はそれぞれ『人生の目標』に向かって生きています。ライフスタイルによっては悲劇的な目標に向かって生きている人もいます。
- 人間の行動には必ず目的があります。その目的は他者に影響を与えようとしています。
- 人間のあらゆる行動は対人関係行動である。行動には相手役が存在しています。相手役は複数人の場合もあります。
- 人間は感情を選択しています。その感情は優越したいという目的に繋がっています。
要は、人間の行動は他者に影響を与えようとする行動であり、全てが一貫して目標に向かって選択しているんです。
『人生の目標』はエリック・バーンの「人生脚本」に近いように思います。ちなみにエリック・バーンの「人生脚本」は確かライフスタイルの考え方がベースになっていたと思います。
ライフスタイルを変えることで、人生の目標(人生脚本)を書き換えることができます。
【記憶の曖昧さ】
人間の記憶は結構あてになりません。なぜなら自分の都合の良いように書き換えてしまうからです。人間は見たいものしか見ないし、聞きたいことしか聞かないものです。都合の悪いことはすぐに忘れます。さらに体験に対してライフスタイルに沿った意味付けをすることで体験自体を違った事象として記憶しています。過去に同じ体験をした複数人で話しをしてみるとよくわかります。自分のことをよく話す我が子と話していると「書き換えた」ことに気づくことがあります。
記憶を書き換えた本人は嘘をついているわけでもないし、悪気はまったくありません。状況にもよりますが、聞き流せる時はそっと聞き流してあげましょう。
【仏陀さんの教え】
私は以前にもアドラー心理学と仏教の親和性について書きましたが、改めて仏教の視点から人間を見てみましょう。
仏教は人間の欲望を戒めています。仲道を心がけて生きよ。他者のために生きよ。とアドラー心理学と近しい考え方を説いています。
人間は数多の煩悩にまみれており、修行の末に煩悩を滅することで穏やかな悟りの境地へ赴くとされています。煩悩を滅するとは、エゴを滅するということであり、自我を滅するということ。すなわち諸法無我に繋がります。
エゴとは自己への執着です。一般的には利己主義な人、自己中心的な人のことを指す言葉として使われますが、まぁ同じようなことです。怒ったり、泣いたりはアピールする行為です。「私がこんなに怒っているのはお前のせいだ」「あなたのせいで私はこんなに悲しんでいる」「私が」「私が」と私のことばかりになっている状態が自己執着でありエゴです。自分のことばかりになっている人は、平気で他者を傷つけられるし、自分を守るためならなんだってやります。
本来の仏教は人間の人生の儚さや醜い部分に焦点を当てることで、今この瞬間を大切に生きることを説いています。「不適切に生きてる時間はもったいないよ、人生は短いんだから仲間と豊かに生きましょうね。」と2500年前からアドラー心理学と同じことを言っているのが仏教です。仏陀さんの教えは凄いですね♬。
アドラー心理学を好きな人は、仏教に触れてみるのも面白いと思いますよ。(私は仏教徒ではありませんけどね)
【豊かに生きるとは】
結局、豊かに生きるってどうゆうことなのか?かつて偉業を成した「偉人」と呼ばれる人たちが、家族や友人との時間を悔やんで死んでいった話を聞いたことはないですか?ビジネスで成功しても、お金持ちになっても、あらゆる欲を満たしたとしても、今際の際に大切な人たちに心から惜しまれて見送られなければ寂しいものです。死に際に「あの時はあんな楽しいことがあったね。」「あの時期は一緒に辛い想いをしたね。」と共に感じられる人々に見送られたいものですよね。豊かに生きるということは、家族や仲間と時間を共に過ごし、人々と深く繋がり生きていくということです。
大切な人に伝えたいことを伝えずに、大切な人とやりたいことをやらずに死んでいくのはもったいないと思うんです。家族に「愛してる」と伝え、子どもと笑って遊び、子どもの成長に日々驚き、仲間と喜びや悲しみを共有しながら何かを成し遂げる。最近、誰かとハグをしましたか?誰かと握手を交わしましたか?
豊かに生きるということは他者と繋がることから始まります。
【勇気の心理学】
アドラー心理学は「勇気の心理学」といわれています。なぜ「勇気の心理学」なのか?世の中には悪事を働いたり、引きこもったり、ワーカホリックだったり、不健全に生きようとする人たちがいます。その人たちは他者と健全に交わる勇気を挫かれてしまった人たちなのです。アドラー心理学はそんな人たちに勇気を取り戻してもらうため、そして人々に勇気を待ち続けてもらうために「勇気づけ」をする心理学です。アドラー心理学に触れると自分は他者の勇気を挫いていないか?自分がどう在れば他者を勇気づけられるのか?など気づかせてくれます。恋人や夫婦、親子や交友、職場の同僚などとのあらゆる場面で役に立つ「伝え方」や「立ち居振る舞い」なんかも学ばせてくれますよ。
なんて役立つアドラー心理学!!笑
【終わりに私のこと】
最後に私の話を少しだけ。
私は、まぁそれなりに崩壊したデンジャラスな家庭で育ちました。父親は暴力で家族を支配していて、母親はよくボロ雑巾のようになっていました。見かねた兄が助けに入って返り討ちにあっていたと記憶しています。よく夫婦喧嘩をしていて、父親の怒鳴り声と母親の啜り泣く声が聞こえていました。私は小学生の頃に「父親を殺したらどうなるの?」と兄に相談したことがあります。そんな家庭で育った私は学校で悪事を働くようになり、暴力が日常の荒んだ小学生でした。母親はよく学校に呼び出されていました。それでも父親が怖かったので中学に上がっても目立った不良にはならなかったんですが、中学を卒業して間も無く両親が別居し始めまして。タガが外れたように夜な夜な遊びまわり、暴走、喧嘩、窃盗、恐喝など、不良がやることは一通り網羅したと思います。(誠に申し訳なく思っております)
そんな私のライフスタイルが健全なわけもなく、30代の後半までチンピラみたいな生き方をしておりました。気付けばクソみたいな人生を歩んでいたわけです。「幸せになりたい」と心から思った時から10年以上の月日が流れ、このブログを書いている今は47歳になりました。東洋哲学や仏教、アドラー心理学を学び実践してきた今では「幸せ」を実感して生きることが出来ています。
「人生を変えるんだ」「幸せになるんだ」「私は変わるんだ」と心に決めて行動し続ければ、人間は変われるし必ず幸せに生きられる。心に決めさえすれば、人間は何にだってなれるんだよと思っています。
マーク・トウェインが伝えたかったことは、このことなんだなと改めて思います。人はいかようにでも変われるし、何にだってなれるんだと。人間は希望に満ちた生き物なのだと。
【ありがとうございました】
今回はいつものアドラー心理学と仏教に加えて私の過去の話を元に「人間について」を少し書かせて頂きました。ここ最近のまとめのようなブログになりましたが、いかがでしたでしょうかね?自称「人間知の天才」による『人間とはなんなのか』でしたww
さて最後になりますが、私が変わるまで忍耐強く見守ってくれた奥さまと、こんな私を大好きでいてくれる娘に心からの感謝を日頃から伝えるようにしております。いつも本当にありがとう。拙いブログを最後まで読んでくれた皆さまにも心より感謝申し上げます。このブログが何かのヒントになり役に立てたなら幸いです。
ありがとうございました。
とっても役立つおすすめの心理学セミナー
人生を変えたい人はコチラ
https://line.me/R/ti/p/@649wgmju